Wooden Photo Flame
¥12,100
なら 手数料無料で 月々¥4,030から
1919年に制作された、初期のPuhdetyöと考えられる木製フォトフレームです。
Puhdetyöとは、兵士や捕虜が限られた環境の中で作った手工芸品を指します。
現在市場でよく見られるのは継続戦争期(1941–44年)の作品ですが、本品は第一次世界大戦・フィンランド内戦直後という、早い時期に作られた珍しい例です。
フレーム上部には「J W S」というイニシャル、下部にはフィンランド語で "思い出" を意味する「MUISTO」と1919の年号が美しく刻まれています。
当時の兵士が、家族や愛する人のために丁寧に彫り上げたと考えられる、温かみと静かな力強さを持った作品です。
1910年代のPuhdetyöは制度化される前の初期作品で、現存数も多くありません。
北欧アンティークを愛する方、歴史的背景を持つオブジェをお探しの方に特におすすめいたします。
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[歴史背景]
1919年は、フィンランドが独立(1917年)し、内戦(1918年)を終えた直後の混乱期にあたります。社会が安定するには時間を要し、多くの兵士や元兵士、収容所にいた人々が、すぐに家庭へ戻れない状況が続いていました。
この時期の駐屯地や収容施設では、兵士の心の安定や時間の使い方として木工を中心とした手工芸(Puhdetyö)が奨励されていました。継続戦争期のような制度化された大量生産とは異なり、1910年代後半のPuhdetyöは、限られた材料と環境の中で作られた 個人の技量と想いが強く表れる“初期の兵士手工芸” として知られています。
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100年以上前のアンティーク品のため、全体に経年の使用感があります。
裏面の金属スタンドは錆びが進んでおり、途中で折れて変形しているため安定せず倒れやすい状態です。
木部にはささくれ、小キズ、クラック、色味の変化が見られますが、割れなどの大きなダメージはありません。
ガラスにも小キズ、くもりがありますが、割れはありません。
アンティーク品としてご理解の上、お求めください。
Size:
約 W12.7cm × H19cm(※ 平置きで採寸しています)
厚さ 約 1cm
※ 写真は撮影用のイメージで、中の写真は付属しません
※ お使いのモニター環境により実物と色味が異なる場合がございます。
当店で扱う商品は、ほとんどがアンティーク、ヴィンテージです。
経年によるキズ、汚れ等がございます。
ご購入の際はアンティーク等の特性をご納得の上、ご注文頂きますようお願いいたします。




































